第三章プロローグ
明けの空。
輝きに目を細める山の木々たち。
光を求めて飛び出す鳥たち、動物たち。
その中で、光が当たらないところがあった。
そこは影。昼でも夜の闇。
そこにうごめくもの。
『・・・・・我に何用だ・・・・愚かな人間よ・・・・』
「・・・・ちょっと実験台になってもらおうと思いましてねぇ」
『消え去るが良い・・・さもなくば・・・・・・・』
そして闇は閉ざされる―――――
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